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医学部受験のための勉強法まとめ
浪人生編

医学部合格者の現浪比を見てみると、ほかの学部と比べて浪人生が多い傾向にあります。だからといって浪人生が必ずしも有利というわけではなく、なかには6浪、7浪してようやく入学する人も。多浪が進むほど合格率も下がっていくため、次の受験で確実に合格する意気込みで望みましょう。浪人生が医学部に合格するためのポイントを紹介します。

医学部は浪人から合格する人が多い

医学部ではほかの学部と比べて、現役生の合格率が低い傾向にあります。2017年度の東北大学前期日程で見てみると、全学部合計の現役生率は68.0%なのに対し、医学部医学科では44.6%と半分以下。

さらに、全学部の合格者合計では1浪が29.2%、2浪以上が4.9%なのに対し、医学部医学科では1浪は33.9%、それ以上は21.5%となっています。ほかの学部と比べて、2浪以上の割合が高くなっていることがわかるでしょう。[注1]

ただし油断は禁物です。現役生と比べて浪人生のほうが医学部入試に専念できるのは間違いありませんが、浪人生でも不合格になれば2浪、3浪を重ねてしまいます。確実に勉強を積み重ねていかなくてはなりません。

浪人合格者の浪人回数は1回が最多

浪人生のなかでは1浪で合格する人がもっとも多いです。たとえば産業医科大学の平成30年度データを見てみると、合格者のうち現役生が16.4%、1浪は45.3%。続いて2浪が28.1%、3浪が7.8%、4浪以上が2.4%となっており、1浪が高い割合を占めています。[注2]

ほかの大学を含めても、現役生の合格者は38%、1浪は33%、2浪は13%、3浪は5%、4浪以上は8%という結果に。逆に2浪以上になると、その割合はがくっと少なくなっています。[注3]

現役との有利・不利はある?

浪人生の強みは大学入試に絞った勉強ができることです。高校に通っている現役生は大学受験とは関係のない勉強もする必要があり、ときには出題範囲の授業を受けていないまま試験を迎えることもあります。浪人生は1年間みっちり医学部受験を目指すことができるため、現役生と比べれば有利です。

しかし大学によっては、現役生のほうが合格者に占める割合が多いこともしばしば。浪人生だからといって必ずしも有利というわけではないのです。年齢が高すぎると面接試験で不利になるという説もありますが、これは推測の域を出ません。しかし医師になるにはハードな研修も必要になるため、若いうちに合格したほうがよいことは間違いないでしょう。試験で確実に得点を取れるよう、コツコツ勉強していくことが大切です。

浪人生に不利な不正入試の現実

医学部合格を目指して頑張っている多くの学生がいる中で、東京医大、順天堂大などの一部の大学において、女子学生や浪人生が不利になるよう点数の操作をおこなったことが明らかになっています。ある大学では、2次試験で現役生が10点の加算、一浪生には5点の加算、二浪以上の人には一切の加算をせずに差をつけていた事実もあります。こうした不正な加点・減点は数年前から複数の大学でおこなわれており、大学の理事長や学長クラスの人間まで直接関わりがあったことも。

女子学生や浪人生の入学制限は、医学部を目指す学生の間でまことしやかに囁かれ、もはや暗黙の了解であるかのようです。「性別」や「学歴」による差別を調整という形で正当化してきた大学側の意識には、大きな問題があると言えるでしょう。

このような不祥事は、国立大学よりも私立大学に多く起きている傾向にあります。その原因として、私立大学は国立の大学に比べて経営に対する理事長の意向が反映されやすいためだとも言われています。私立大学では大学経営が臨床頼みのため、忠実に働く研修医を強く求める傾向に。即戦力となる優秀な人材として、将来性が期待される現役生や一浪生が有利になるよう取り計らわれた可能性が考えられます。

すべての受験生が平等に試験を受けられるよう、国立大学も私立大学も公正な入試を実施する社会的な責任があります。合否の判断基準を明確にし、入試の透明性・信頼性を確保することが必要不可欠であり、今後の課題、急務となるでしょう。

不正を公表した大学(2018年12月現在)

  • 東京医科大学
  • 順天堂大学
  • 昭和大学
  • 神戸大学
  • 岩手医科大学
  • 金沢医科大学
  • 福岡大学
  • 北里大学
  • 日本大学
  • 聖マリアンナ医科大学
【参考】wikipedia:2018年における医学部不正入試問題

浪人生のための合格攻略法

ここからは浪人生のための合格攻略法を解説します。現状をしっかり見極めたうえで、綿密なスケジュールを立てて遂行することが合格への鍵。1年間かけて医学部入試に向けた対策を行い、次の受験で必ず合格をつかみとりましょう。

まずは受からなかった原因を探る

不合格になってしまったことをくよくよ嘆いても次には進めません。次回に活かすためにも、何がいけなかったのかをしっかり振り返ることが大切です。

なんとなく予備校に行っても、受験に失敗した理由を見つめ直さなければ同じ道をたどる可能性を秘めています。不合格はアドバンテージと考え、次の受験で合格する方法を冷静に考えてみましょう。

勉強計画は綿密に

浪人生はまるごと1年間を、好きなだけ受験勉強にあてることができます。しかし無計画に勉強していても合格ラインには届きません。先を見通したスケジュールを立て、それに沿って勉強していきましょう。モチベーションを保つためには、月ごとに目標を立てること。途中でスランプに陥ることもあるので、スケジュールには余裕を持たせてみてください。

1日10~12時間以上は勉強時間を確保

浪人生は学校がないぶん生活リズムが崩れがち。しかし、現役生と変わらない過ごし方で勉強していては、結局浪人生になった意味がありません。時間の使い方を見直さなければ、現役生に遅れを取ってしまいます。

可能なら1日10時間~12時間は勉強時間を取りたいところです。高校時代と同様、自分で時間割を作って勉強するのもひとつの手。生活リズムを保つためには予備校も効果的ですが、なんとなく通っているだけでは学力が上がりません。意識的に取り組む姿勢が不可欠です。

一緒に頑張れる仲間を作る

高校時代は学校に行けばクラスメイトに会うことができましたが、浪人生は人との交流がぐっと減ります。しかし切磋琢磨できる仲間がいるだけで、モチベーションは変わります。積極的に声をかけ、つらいときに励まし合うことができる勉強仲間を見つけましょう。

とは言え、仲間と一緒にずるずると遊んでしまうのでは意味がありません。自分を高めてくれるような友達を選ぶ必要があります。

現役と差が出にくい科目に注意

現役生と浪人生で差がつきやすい科目と、そうでない科目があります。英語や理科はこれまでの演習量が物を言うので、浪人生のほうが有利です。特に現役生の場合、理科はすべての範囲が終えられていないケースもしばしば。4月の段階で入試に向けた演習に入れる浪人生のほうが有利と言えます。 一方で、数学はあまり差がつきません。基礎がしっかり身についていれば解ける問題も多いためです。数学の学力はキープしたうえで、アドバンテージの大きな科目を磨いてみてください。

浪人生向けの医学部予備校の選び方

浪人が難しいのは、1年間という長い時間を孤独と向き合いながら立ち向かわなければならないこと。毎日必死で勉強しても思うように成績が上がらないと、虚しさや自己嫌悪に陥って、勉強が手につかなくなるケースも少なくありません。

医学部受験は難関中の難関。ただやみくもに勉強をすればいい、というものでは到底太刀打ちできません。焦りや不安にかられて挫折することなく、モチベーションを高く保ち、毎日の勉強スケジュールをきっちり消化していくために、予備校を活用するのも一つの考え方といえます。

また、予備校の中でも医学部受験に特化した専門予備校が増えており、医学部に的を絞った効果的な学習が可能になってきました。少人数制授業や個別指導、在宅オンライン受講など、目的に合わせて受講スタイルを選ぶことができますし、1科目だけの受講や、春期・夏期などの短期集中講座を利用する方法もあります。

通学時間がロスタイムとなりますので、自宅からのアクセスや移動時間を学習にあてられるかどうか、予備校の設備なども考えながら、しっかり吟味して学校を選びましょう。

学力だけじゃダメ!医学部合格に必要な「戦略」とは

医学部受験を突破するための戦略

自宅浪人でも医学部合格は目指せる?

自宅浪人(宅浪)で医学部に合格することも不可能ではないものの、難易度は高いと言えます。1年間モチベーションを維持しながらコツコツ勉強する、高い自己管理能力が求められるためです。自信のない方は予備校に通ったほうがいいかもしれません。宅浪のメリット・デメリットと、宅浪で医学部に合格するためのポイントをまとめました。

自宅浪人生の医学部受験についてもっと詳しく >>

浪人生向け 勉強スケジュールの立て方

浪人生が医学部に合格するためには、綿密な勉強スケジュールが不可欠。合格のために必要な勉強を見極めたうえで、計画をこなしていく必要があります。ただしスケジュールを徹底することだけに重きを置いてはいけません。ときには計画を見直し、調整することも大切です。浪人生における効率的なスケジュールの立て方についてまとめました。

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参考文献

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