代官山メディカル メディカルラボ メルリックス学院
2018年
479
2018年
903
2018年
325
  • HOME
  • 医者になるまでの流れ
  • 勉強法まとめ
  • 再受験の教科書
  • 医学部合格の秘策
  • 医学部専門予備校
Home » 医者になるためのお役立ち情報 » 内科とはどんな診療科目?医者の仕事は?

医者になるためのお役立ち情報
内科の診療科目(種類)まとめ

多くの人にとって、一番身近な診療科である内科。熱がある、咳が出る、体がだるいといった、ちょっとした症状で受診することも多いでしょう。内科とひとくちに言っても、循環器科、消化器科、呼吸器科など、専門によって細分化されています。それぞれどんな違いがあるのか見ていきましょう。

内科と呼ばれる診療科目とは

内科と呼ばれる診療科目とは内科は主に薬物療法で、体の内側から病気を治していく診療科です。これに対し、外科は手術を施すことで体の外側から病気や怪我を治していく診療科と言えるでしょう。

しかし、ちょっとした体調不良で内科を受診し、重い病気が見つかるというケースもあります。こうした病気を診断するのも内科の重要な仕事です。どこが悪いのかを見極め、適切な診療科を紹介しなければなりません。そのため、人体に対する幅広い知識が求められる科でもあります。

主な内科の科目

対象となる体の部分によって、内科はさらに複数の科に細分化されています。それぞれの診療科が取り扱っている対象や特徴について、詳しく見ていきましょう。

循環器科

冠動脈の病気や心筋の病気、不整脈、弁膜症など、心臓や血管に関する病気を取り扱います。ここでは治療のための手術も積極的に行うのが特徴。心臓の病気は一刻を争う事態になりうるため、24時間体制で集中治療を行うこともあります。

消化器科

食道、胃腸、肝臓、胆嚢、すい臓などの病気を取り扱います。口から肛門までの全長9mにも及ぶ臓器を対象とすることから、幅広い知識が求められるのが特徴。内視鏡、超音波、CT、MRIなどの各種検査を行い、総合的に判断する力が必要です。

呼吸器科

呼吸器科は肺、気管支、胸膜といった呼吸に関する部分を取り扱います。肺がんや肺炎に加え、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群などが主な病気です。禁煙外来を行っているクリニックもあります。

神経内科

脳、脊髄、末梢神経、筋肉など、神経に関する病気を対象とする診療科です。主な病気は脳梗塞、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、アルツハイマー病など。放っておくと重篤な症状を招くこともあるため、素早い対処が求められます。

心療内科

ストレスに起因した体の不調を取り扱います。精神科と似ている部分もありますが、腹痛、吐き気、動悸など、体の症状が出ている場合は心療内科の領域です。患者さんの話にしっかり耳を傾け、理解する力が求められます。

腎臓内科

腎臓は循環器内科にも含まれますが、腎臓を専門に行っている医療機関では腎臓内科を標榜することがあります。タンパク尿や血尿、むくみなど、腎機能が低下している人が対象です。人工透析を行う医療機関もあります。

血液内科

血液の病気全般を取り扱います。主な病気は白血病、リンパ腫、再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血、免疫性血小板減少症などです。治りにくい病気が多いですが、技術の進歩によってある程度は治癒が可能となっています。

内科の種類一覧まとめ

  • 循環器科
  • 消化器科
  • 呼吸器科
  • 神経内科
  • 心療内科
  • 腎臓科
  • 血液内科
  • 代謝内科
  • 内分泌内科
  • 糖尿内科

一般内科はニーズが高い傾向

一般内科はニーズが高い傾向数ある診療科の中でも、特に需要が高いのは一般内科医。患者の全身管理ができるので重宝されるのです。近年は当直やオンコールを嫌がる医師が多いので、病棟を診る医師が減少傾向にあります。全身の状態を診断できる一般内科医はどの病院、クリニックでも歓迎されることでしょう。

高齢者が多くなり、肺炎にかかる患者さんが増えたのも求人増の理由。人工呼吸器をつける患者さんが多く、一般内科と呼吸器内科の需要が高まり続けています。

生活習慣病が増えていることもその一因です。内科はもともと医師数の多い科ですが、それだけニーズも大きい科であると言えるでしょう。

まとめ

内科の種類や仕事内容について説明しました。内科は患者さんが一番に受診する診療科です。体調不良の原因がわからない状態で受診することも多く、適切な判断をして診察を下さなければなりません。患者さんの話を聞き取るための、高いコミュニケーション力が求められるでしょう。

さらに、全ての診療科の基礎になる科でもあり、幅広い知識が必要です。開業しやすい科でもあるので、専門分野を磨いてゆくゆくは独立するのもよいでしょう。

ページ上部へ戻る