医学部を目指していらっしゃる方々は医師・研究者になりたいと思われているはずです。
医師・研究者への道は決して容易いものではありませんよね。医学部への入学・大学での勉強・卒業試験を突破・医師国家資格の取得まででも大変そうですが、その後も研修医を経験し医師になってからも日々勉強です。
医学はどんどん進歩していき、医療機器・薬剤・技術においても日々進歩しています。勉強に対するモチベーションをどう保っていくか……ここではモチベーションの保ち方について見ていきたいと思います。
目標をハッキリとイメージする
医学部に行きたいと思っているあなたの「目標」は医師ですか? では、どんな医師になりたいですか?医師にも消化器内科・外科、循環器内科・心臓血管外科、放射線科・皮膚科などなど専門の診療科目は様々です。
早々に希望する専門科目を決めている人もいれば、医学部での勉強を経て自分がなりたい専門科目を決めたい人もいらっしゃると思います。ここでいう「目標」は自分がなりたいと思う医師像(研究者像)を具体的にイメージしてみることを意味しています。
例えば、地域に根付いた医療を提供するような医師、最新技術をどんどん取り入れ世界で活躍するような医師など、例を挙げきれないほど“なりたい”という医師像があることでしょう。モチベーションを保っていく上で、このイメージをすることはとても重要なことなのです。
なりたい医師像(理想像)は変化していっても良いのです。ただ目標を持っているのと、そうでないときとでは結果は違ってくるのです。より具体的なイメージを持って行動する人のほうが、結果が伴ってくるとされているからです。
もし何らかのモチベーションが保てない場面に遭遇しても、より強いイメージやビジョンを持っている人のほうが、問題を乗り越える力が発揮できるのです。
自分自身に問いかけて答えを出す
あなたが大きな壁や何らかの問題を抱え、モチベーションが保てないと思われるときが来るかもしれません。そんなときに試してみていただきたいのが、自分自身に問いかけて自分で答えを出すという方法です。
例えば、どうしても苦手な教科や覚えるのが困難な問題があったとします。そういった場面ではモチベーションは下がってくるのはないでしょうか。そんなとき、自分自身に客観的立場から問いかけます。
「何故この教科が苦手なんですか」「何故この問題に頭を悩ませているのですか」などです。この問いかけに自分で答えを導き出します。 「自分はこの教科の○○に対して苦手意識があるのだ」「この問題の○○が難しいからだ」などの答えが導き出せるでしょう。
そうなれば自然と問題点が見えましたよね。ここでは、抽象的ですが、”○○が問題で自分は困っている”ということです。この○○を解決していけば大きく感じた壁も何らかの問題も解決していくことができそうです。
このように自問自答し、大きな壁や何らかの問題に頭を抱え込まず解決していくことをオススメします。
小さい目標と大きな目標の使い分け
マラソンに例えるとフルマラソンと5kmのマラソンでは難易度は大きく違います。フルマラソンを完走した時の達成感は相当なものかもしれません。しかし完走することは簡単ではありません。一方、5kmマラソンなら完走するのははるかに簡単なのではないでしょうか。
医師になることを大きな目標と据えるのもいいですし、医学部に行くことを大きな目標としてもいいです。その大きな目標にたどり着くまでに、小さな目標をどんどん達成していくことが大きな目標を達成するためのカギになってきます。
5kmマラソンのように、比較的簡単に達成できそうな目標を達成していくことで、心地よい達成感を感じることができます。心地よい達成感を感じると人はもっと達成感を得ることをしようとします。
大きな目標は最重要ですが、そこにたどり着くまでに小さな目標を立て自分に心地よい達成感を感じていくことで、モチベーションをキープしながら進んでいけるのではないでしょうか。
過信は禁物。でも自分を信じる
「医学部に行きたい、でも自分にできるだろうか」そう悩む人も多いのではないでしょうか。その反対に「医学部に行くことは難しいことではない」と自信がある人もいます。
どちらがより医学部に行きやすいとか、医学部に向いているなどということはここでは問題にしていません。ここで重要視したいことは、“医学部に行きたい”という自分の中の気持ちなのです。
“自分は医学部に行く”という強い意志を持ち、その強い意志を持つ自分を信じてあげることが大事なのです。もちろん、ただ信じるだけでは医学部に行きたいという願いは叶わないことでしょう。自分を信じて、努力することを怠ってはいけません。
時には息を抜くことも
ピーンと張り詰めた糸はプツリと切れてしまうこと…。 モチベーションを高く保つことは重要です。しかし時には休息も必要なのです。少し自分を甘やかしてあげてもいいでしょう。
ただしそれはあくまでも休息です。勉強のリズムを崩すほど過度な休息はNGです。ちょっと勉強という言葉を頭の隅に追いやり、自然の中でリラックスしてみる・日常を忘れて映画でも観て世界観に浸るなど、ほどほどな休息が必要です。ウサギとカメのウサギにならないよう、十分に注意してくださいね。
まとめ
ここまでモチベーションの保ち方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。いい具合にモチベーションを保ちながら、「医学部に行きたい」「医師になりたい」という願いを叶えていけるように、心身ともに健康に気をつけて頑張っていってくださいね。












