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Home » マンガでわかる!医者になるまでの流れ » 今日から本当にお医者さん!

医者になるまでの流れ
今日から本当に医師!

医師への最後の関門、国家試験と研修医について知りたい!

無事医学部を卒業した秀一に待っていたのは、医師国家試験と病院での2年間の研修期間。この2つをクリアしなければ、1人前の医者にはなれないのだ。特に過酷なのが、研修医時代。睡眠時間も確保できない激務をこなしながら、医者に欠かせない実践力やチームワーク、コミュニケーション力を養っていく。秀一ははたしてクリアできるのか…?

医学部を卒業したら

医学部受験、6年間の医学部生活と、大変な毎日を送ってきたあなた。本当にお疲れ様です!いよいよ医者デビューが近づいてきました。

クライマックスに待っているのは、医師国家試験と研修医という2つの壁。これをクリアして、ようやく一人前の医師として活動することができます。国家試験は医学部卒業が必須条件。卒業と同時に医師免許を取得する人がほとんどです。免許を取って卒業すれば、2年間の研修医生活が待っています。この2つをクリアして、ようやく1人前の医師として認定されます。

医師国家試験ってどんなもの?

おすすめ医学部予備校の一覧

メディカルラボ

メディカルラボ

引用元:メディカルラボ公式
(https://www.medical-labo.com/)

合格実績

2020年度 1,213名

北九州予備校

北九州予備校

引用元:北九州予備校公式
(https://www.kitayobi.ac.jp/)

合格実績

2019年度 542名

代官山メディカル

代官山メディカル

引用元:北九州予備校公式
(https://www.daikanyama1999.com/)

合格実績

2019年度 481名

メルリックス学院

メルリックス学院

引用元:メルリックス学院
(https://www.melurix.co.jp/)

合格実績

2019年度 316名

名門会

名門会

引用元:名門会
(https://www.meimonkai.co.jp/)

合格実績

2019年度 481名

プロメディカス

プロメディカス

引用元:プロメディカス
(https://www.promedicus.co.jp/)

合格実績

2019年度 227名

富士学院

富士学院

引用元:富士学院
(https://www.fujigakuin.jp/)

合格実績

2019年度 284名

YMS(ワイエムエス)

YMS(ワイエムエス)

引用元:YMS(ワイエムエス)
(http://www.yms.ne.jp/)

合格実績

2019年度 236名

野田クルゼ

野田クルゼ

引用元:野田クルゼ
(https://www.kurse.co.jp/)

合格実績

2019年度 212名

アイメディカ

アイメディカ

引用元:アイメディカ
(http://www.ai-medica.jp/)

合格実績

2019年度 不明

長井ゼミ

長井ゼミ

引用元:長井ゼミ
(http://www.ikeigakusya.net/)

合格実績

2019年度 89名

東京医進学院

東京医進学院

引用元:東京医進学院
(http://www.toishin.co.jp/)

合格実績

2019年度 70名

レクサス教育センター

レクサス教育センター

引用元:レクサス教育センター
(https://lexus-ec.com/)

合格実績

2019年度 不明

メビオ

メビオ

引用元:メビオ
(https://www.mebio.co.jp/)

合格実績

2019年度 193名

ウィンダム

ウィンダム

引用元:ウィンダム
(https://windom.jp/)

合格実績

2019年度 273名

進学塾ビッグバン

進学塾ビッグバン

引用元:進学塾ビッグバン
(https://www.bigbang-web.jp/)

合格実績

2019年度 32名(医学部のみ)

アクロス

アクロス

引用元:アクロス
(http://acrosseducation.jp/)

合格実績

2019年度 不明

KGS

KGS

引用元:KGS
(https://www.kgs-medical.jp/)

合格実績

2019年度 36名

大宰府アカデミー

大宰府アカデミー

引用元:大宰府アカデミー
(https://dazaifu-academy.jp/)

合格実績

2019年度 31名

武田塾MEDICAL

武田塾MEDICAL

引用元:武田塾MEDICAL
(https://takeda-medical.jp/)

合格実績

2019年度 11名

医師国家試験は毎年2月中旬に行われる試験で、これに合格して医師免許を取得しない限り、医療行為を行うことはできません。医学部受験は超難関で知られますが、医師国家免許に関しては受験者の9割が合格するといわれ、司法試験など他の国家試験に比べて圧倒的に合格率が高いことで知られます。

ただし、受験するためには医学部卒業が必須とされているため、実質的には難関の医学部を突破し、6年間にわたる膨大な知識と実習経験を身につけた集大成ともいえる存在。医学部生活の集大成として6年間の全てをつぎ込んでのぞみたいところです。

試験は3日間にわたって実施され、一般問題、医学総論医学各論、臨床実地問題などトータル500問もの問題が出題されます。医学に関するすべてが出題範囲となりますので、一夜漬けではとてもできません。6年間コツコツ積み上げた結果の合格ですので、日々の勉強がイコール受験対策となります。

合否発表については試験の1ヶ月後となる毎年3月中旬頃に管轄の厚生労働省ホームページ等で発表されます。

過酷な研修医はタフでなければならない

医師免許を取れば、医師として独り立ちできるわけではなく、2年間の研修期間が義務付けられています。研修医とは、いわゆる医者の見習い期間。この間にさまざまな診察科を経験し、最終的に専攻する科を絞り込んでいくことになります。

研修医は別名「レジデント」と呼ばれます。レジデントとは英語で「住み込み」という意味。つまり住み込むほど献身的に働くことで、医者としての素養を身に付ける期間だということです。

初期研修と後期研修で違いはありますが、基本的に研修医は「医者の卵」ですから、多くの業務を担当して経験を積むことになります。誰よりも早く病院へきてカンファレンス、病棟回診、カルテの記入、勉強会出席など、1日中さまざまな業務をこなします。月に数日は当直もあり、急患が入ると研修医がまず患者への問診や応急処置などを担当することになり、緊張の日々が続きます。

研修医生活は激務のひとこと。体力だけでなく精神的にも追い詰められる人も少なくありません。また家族がいる人は家庭生活に影響も出かねないので、タフな精神力と家族の協力を支えに乗り切りましょう。

各大学の国家試験合格状況を紹介

国立大学

医師になるための第一歩、医師国家試験。各国立大学の医師国家試験合格率は、次の通りです。

北海道・東北

大学 総数 新卒 既卒
北海道 86.3 89.5 60.0
旭川医科 93.6 97.0 60.0
弘前 90.1 92.6 68.3
東北 94.2 96.8 63.6
秋田 91.7 94.7 61.5
山形 91.4 93.2 57.1

(単位:%)

関東・甲信越

大学 総数 新卒 既卒
筑波 94.3 95.0 50.0
群馬 87.6 91.1 53.8
千葉 93.5 95.0 71.4
東京 90.0 93.3 66.7
東京医科歯科 95.3 97.1 60.0
新潟 89.5 94.5 50.0
山梨 91.9 93.6 76.9
信州 94.2 97.2 63.6

(単位:%)

東海・北陸

大学 総数 新卒 既卒
富山 89.4 93.2 50.0
金沢 96.0 96.7 80.0
福井 88.2 91.4 54.5
岐阜 91.8 95.3 68.8
浜松医科 96.0 97.5 66.7
名古屋 91.1 97.3 33.3
三重 95.6 96.9 75.0

(単位:%)

近畿

大学 総数 新卒 既卒
滋賀医科 92.9 95.4 77.8
京都 93.3 97.3 44.4
大阪 89.8 93.4 16.7
神戸 91.4 95.6 57.1

(単位:%)

中・四国

大学 総数 新卒 既卒
鳥取 91.5 97.0 14.3
島根 89.2 92.0 42.9
岡山 94.3 98.2 50.0
広島 92.0 94.3 62.5
山口 91.0 95.7 56.3
徳島 88.1 90.7 60.0
香川 88.1 89.5 76.9
愛媛 92.9 93.8 84.6
高知 90.6 95.2 53.6

(単位:%)

九州・沖縄

大学 総数 新卒 既卒
九州 89.9 93.0 55.6
佐賀 94.9 95.7 75.0
長崎 87.8 90.5 60.0
熊本 89.6 96.2 55.0
大分 90.7 95.5 61.1
宮崎 87.2 89.2 69.2
鹿児島 90.0 95.6 52.9
琉球 89.1 91.4 69.2

(単位:%)

新卒の合格率が高い傾向にあり、総数の合格率を押し上げている結果となっています。

総数の合格率が最も高かったのは、96%の金沢大学と浜松医科大学。それぞれの大学にはどのような特徴があるのか、医学部ではどのようなカリキュラムを実施しているのか、気になるポイントを次の項目で詳しく説明します。

合格率同率1位金沢大学の特徴

金沢大学医学類(医学部)は1949年、明治時代に設置された「旧制六医科大」の一つ。140年以上の伝統と歴史を持つ学部です。論文の発表数は全国トップレベルと言われ、脊髄移植において数多くの実績があります。

金沢大学医学類が目指すのは以下の条件を持つ医師を育てること。

  • 医学に対する興味・幅広い教養・豊かな感性・人間性への深い洞察力を持つ
  • コミュニケーション能力がある
  • 患者中心の医療ができる

カリキュラムは1年次から2年次の間に共通教育科目を学び、2年次からは基礎医学の専門科目を履修します。3年次には研究室に配属されて研究活動も。3年次から4年次にかけては臨床医学の講義を履修して、5、6年次で臨床の実習を行います。そのほかMRT(Medical Research Training)プログラムと呼ばれる制度によって、ゼミや論文講読会、各研究室の研究に参加することが可能です。

合格率同率1位浜松医科大学の特徴

人々の健康と福祉を支える浜松医科大学が掲げる理念は以下の3点。

  • 優れた臨床医・独創力に富む研究者を養成すること
  • 新しく独創的な医療技術の開発を推進すること
  • 患者を第一とする診療を行い地域医療に貢献すること

大学の理念を受け、医学部では研究心を育成し、人間性・倫理性を養い、国際感覚やコミュニケーション能力を身に着けるための教育を目指しています。

優れた医学研究者や臨床医を育成するため、カリキュラムは教養教育・基礎医学教育・臨床医学教育を統合。臨床実習や体験学習を通して知識と臨床技能の習得を行います。6年間一貫らせん型カリキュラムによって知識と技能を積み重ね、医療人としてのプロフェッショナリズム(医師としての有り様)を磨きます。

公立大学

各公立大学の医師国家試験合格率は次の通りです。

九州・沖縄

大学 総数 新卒 既卒
札幌医科 93.3 93.6 90.0
福島県立医科 95.4 98.0 66.7
横浜市立 97.7 97.6 100.0
名古屋市立 93.8 95.7 50.0
京都府立医科 85.0 87.7 64.8
大阪市立 95.3 96.9 80.0
奈良県立医科 92.9 99.1 57.9
和歌山県立医科 94.8 95.4 85.7

(単位:%)

横浜市立大学が新卒・既卒共に高い合格率となっています。注目の横浜市立大学とはどのような大学なのか、次の項目でもう少し詳しく説明しましょう。

合格率1位横浜市立大学の特徴

明治時代、横浜商法学校から始まった横浜市立大学。開放的で国際性に富んだ学風は、横浜市立大学の伝統として脈々と受け継がれています。広い視野を身に着けるために、すべての学生が1年次に共通教養を受講、基礎となる知識や考え方を学びます。英語によるコミュニケーション力を磨くための少人数制のゼミや、様々な分野の教授たちによる領域横断型プログラムなど、幅広い知識の中で専門性を高める工夫も。

その中でも医学部は、国内外で広く活躍する医療系の人材育成と、創造的な研究の発展を目指したカリキュラムを設定しています。

2年次以降の医学科専門教育科目では、文部科学省が提言するガイドラインに沿ってカリキュラムが進行。4年次までに基礎から臨床までの講義を履修し、知識レベルを評価するCBT試験、技能や態度を評価するOSCE試験を受験します。合格しなければそのあとの臨床実習へ進むことができません。付属病院と付属市民総合医療センターでの臨床実習が終わり、卒業試験を合格すると、晴れて卒業が認められます。

私立大学

各私立大学の医師国家試験合格率は次の通りです。

北海道・東北

大学 総数 新卒 既卒
岩手医科 77.3 81.7 59.4

(単位:%)

関東・甲信越

大学 総数 新卒 既卒
自治医科 99.2 99.2 -
獨協医科 83.6 83.6 83.3
埼玉医科 87.2 87.6 85.7
北里 93.2 94.5 75.0
杏林 96.4 98.4 78.6
慶應義塾 96.6 100.0 33.3
順天堂 96.9 97.6 80.0
昭和 93.3 100.0 55.6
帝京 84.2 91.1 55.6
東海 84.6 84.4 85.7
東京医科 96.4 97.1 83.3
東京慈恵会医科 95.9 97.4 71.4
東京女子医科 92.2 93.2 83.3
東邦 96.3 97.1 83.3
日本 92.7 96.4 58.3
日本医科 87.4 89.5 77.3
聖マリアンナ医科 93.2 96.1 75.0

(単位:%)

東海・北陸

大学 総数 新卒 既卒
金沢医科 80.2 82.9 65.0
愛知医科 90.7 95.4 66.7
藤田保健衛生 88.2 91.7 54.5

(単位:%)

近畿

大学 総数 新卒 既卒
大阪医科 93.3 99.1 69.2
関西医科 91.4 93.3 81.0
近畿 89.6 95.1 46.2
兵庫医科 97.5 97.2 100.0

(単位:%)

中・四国

大学 総数 新卒 既卒
川崎医科 86.9 89.0 69.2

(単位:%)

九州・沖縄

大学 総数 新卒 既卒
産業医科 94.0 96.3 75.0
久留米 83.3 82.7 86.4
福岡 82.1 83.0 78.3

(単位:%)

総数の合格率は、自治医科大学の99.2%が最も高い結果となりました。多くの私立大学がある中、自治医科大学はどのような点が魅力なのか、次の項目で詳しく説明します。

合格率1位自治医科大学の特徴

自治医科大学は、医療に恵まれない遠隔地への医療提供と地域住民の福祉増進を目的として、1972年に全国の都道府県が共同で設立した大学です。

中でも医学部は、医師として高い倫理性と豊富な知識、総合的な臨床能力を備えた人材の育成に注力。医学部の6年間を通して、進歩を続ける医学を貪欲に吸収する姿勢、医療に恵まれない地域でリーダーシップをとれるような知識と資質を磨き上げます。

医学部のカリキュラムは臨床医学を重視した授業で、1年次では医学生としてふさわしい生活態度や教育の基礎を身につけることからスタート。2年次では専門医学について理解を深めることが要求されます。3年次では臨床に関する講義が中心となり、4年次の臨床実習に向けて準備。4~5年次では各科を周り実習が行われます。5年次には出身地域で2週間の地域医療実習も。6年次までに長期の臨床教育を行うのが、自治医科大学の特徴と言えます。

専門分野の特徴

内科医になるには?

まずは医師の国家資格を取得する必要があります。国家資格取得後、2年間の研修を行い、多くの医師は大病院で勤務医として勤務。認定内科医の資格を取得したい場合は、2年間の研修のあとに、さらに1年以上の研修を行う必要があり、研修終了後、認定内科医の認定試験の受験資格を得ることが可能。

内科医のやりがいや魅力

医師の中でも内科医は、私たちにとって最も身近な医師ではないでしょうか。体調不良になった時、まずは内科を訪れる患者さんが多いですよね。多くの人に身近な医者として感じてもらえることは、内科医のやりがいの一つです。

内科医のつらいこと

内科診療で対応しきれず、限界を感じる時が内科医の苦しみの一つ。例えば糖尿病患者は病状を良好にすべく、生活を改善することは非常に大切です。しかし生活を改善するのは患者の意思であり、内科医が無理やり患者の生活を変えることは不可能。ただ薬を飲んでもらうことで完治させることができない病気の治療は、大変だと感じる内科医も多いです。

内科医に向いている人とは

人と接するのが上手く、患者から必要な情報を聞き出し、患者の体のどこに異常があるのかを見抜く力がある人は、内科医に向いていると言えます。

外科医になるには?

大学の医学部を卒業し、医師の国家資格を取得後、2年間の研修を行う必要があります。研修期間終了後、開業することができますが、大きな病院で働く人がほとんど。外科専門医になりたい人は、最低120例の術者としての経験と350例以上の術式の経験後、外科専門医認定試験を受験することが可能。

外科医のやりがいや魅力

命に危険がある患者さんの難しい手術を成功させた時、外科医として非常にやりがいを感じます。手術後、無事回復し、元気になった患者の姿を見ることも、外科医としての喜びでしょう。

外科医のつらいこと

長時間にも及ぶ手術の執刀を行う際、心身への負担が非常に大きいです。また、勤務する診療科によっては、休日や勤務時間外であっても、呼び出しがあれば病院に行かなくてはなりません。

外科医に向いている人とは

外科医は手術を行わなければならないことから、手先が器用で、冷静な判断ができる人が向いています。また、長時間の手術に耐えられる体力がなければいけません。それから、筋繊維の方向やどのように血管が走っているかを想像する、空間認識能力も必要です。

皮膚科医になるには?

大学の医学部や医科大学を卒業後、医師の国家試験に合格する必要があります。その後、初期臨床研修と後期研修を終え、皮膚科専門医試験を受験。試験に無事合格することができれば皮膚科専門医になれます。

皮膚科医のやりがいや魅力

皮膚の不調は、回復していくのが目に見えて分かるので、達成感ややりがいを感じやすいです。また、小さなお子さんから年配の方まで、幅広い年齢層の患者さんと関わり、様々な人の役に立てることは、皮膚科医の魅力の一つでしょう。

皮膚科医のつらいこと

皮膚科では顕微鏡を使った病理診断というものがありますので、病理学や組織学が苦手な人にはつらく感じる場面があるかもしれません。また、効率よく業務を行い、売上を伸ばすための診療を行う必要があり、テキパキ仕事をすることが苦手な人は、しんどいと感じることもあるでしょう。

皮膚科医に向いている人とは

肌に興味があり、効率良く仕事を行える人は、皮膚科に向いています。

小児科医になるには?

医科大学や、大学の医学部で6年間学び、卒業後、医師国家試験に合格する必要があります。その後、2年間の初期臨床研修と後期研修を終え、小児科専門医試験を合格すると小児科専門医になることができます。

小児科医のやりがいや魅力

病気から回復した元気な子ども達の姿や笑顔を見ることができた時、この上ない喜びや満足感を感じることができます。また、不安で辛そうな親御さんを安心させることができた時、小児科医としてのやりがいを感じます。

小児科医のつらいこと

小児科医は子どもの身体全体を診る必要があるので、豊富な経験と知識が必須。また、子どもは体力や免疫力があまりないため、重症化することがあり、注意深く診断する必要があります。

小児科医に向いている人とは

やはり子どもが好きな方は小児科医に向いていると言えるでしょう。また、救急に対応する必要もあるので、体力も必要です。

整形外科医になるには?

大学の医学部を卒業し、医師の国家資格を取得。その後2年間の研修を行い、研修終了後、希望が認められると、整形外科医局に入局することが可能です。また、整形外科専門医になるには、専門医試験に合格しなければなりません。専門医試験の受験資格を得るためには、整形外科医として四年間勤務し、日本整形外科学会に入会する必要があります。

整形外科医のやりがいや魅力

病状から回復後の患者さんの笑顔を見ることが、整形外科医にとっての喜び。患者さんの外傷が完治したり、リハビリを通して運動機能が回復したりして、できなかったことができるようになったとの喜びの声を聞くことがやりがいです。

整形外科医のつらいこと

基本的に医師として勤務するにあたって体力は必要とされるものですが、整形外科では特に体力が必要なことが多いです。体力がない人にとっては、つらいと感じることもあるでしょう。また、慢性的な痛みを抱えている患者さんに対しては、淡々と診療を行っていくのではなく、患者さんの心に寄り添うことも求められる難しさがあります。

整形外科医に向いている人とは

幅広い年齢層の患者さんと関わることから、どのような方ともうまくコミュニケーションができる人や、患者さんの気持ちに寄り添うことができる人は、整形外科医に向いているといえます。

麻酔科医になるには?

大学の医学部を卒業し、医師免許を取得後、2年間の研修を受けます。その後麻酔科医専門医の指導の元2年以上の麻酔業務に携わるか、300症例以上の麻酔を行った経験が必要です。上記いずれかの条件を満たせば、麻酔科標榜医の申請を行うことができます。

麻酔科医のやりがいや魅力

手術は麻酔がなければ行うことができません。それゆえに、麻酔の管理や麻酔の実施にプレッシャーを感じることもありますが、重要な任務を任されていると感じ、やりがいや達成感を感じます。また、自分が管理した患者の回復していく姿を見ることは、麻酔科医の喜びの一つです。

麻酔科医のつらいこと

患者の緊急手術の際は、自宅にいても呼び出されることがあります。また、基本的に患者と直接的に関わる機会があまりないため、患者に感謝されることも少ないです。そういった医師としての喜びを感じる機会が、他科と比べるとあまりないことがストレスに感じる人もいます。

麻酔科医に向いている人とは

外科医のように表で出るのではなく、縁の下の力持ちといった役割に喜びを感じる人は、麻酔科医に向いています。また手術に臨む患者さんの不安や苦しみに寄り添える人も、麻酔科医としての適性があるといえるでしょう。

必尿器科医になるには?

大学の医学部にて6年間学習し、卒業後、医師国家試験に合格し、医師免許を取得する必要があります。その後、初期臨床研修と後期研修を終了後、泌尿器科医専門医試験を受験。試験に無事合格すると、泌尿器科専門医になることができます。

泌尿器科医のやりがいや魅力

泌尿科医は、診療から看取りまで行う必要があり、最初から最後まで患者に向き合い続けていきます。このように、関わり続けた患者が不調から回復した際、やりがいや達成感を感じることができます。

泌尿器科医のつらいこと

泌尿器科という科の名前から、ややマイナスなイメージを与えてしまう傾向があり、それが嫌だと感じる人もいるでしょう。

泌尿器科医に向いている人

泌尿器科では、外科的側面と内科的側面があるので、その両方を行うことができる人、また、内科と外科の両方に携わりたい人は泌尿器科医に向いています。

フライトドクターになるには?

まずは大学の医学部入学し、大学を卒業してから医師免許を取得しなければなりません。医師免許取得後、2年間の初期臨床研修、後期研修にて経験を積み、その後救急科専門医を目指します。後期研修を行う際は、ドクターヘリのある病院を選ぶと良いです。

フライトドクターのやりがいや魅力

ドクターヘリで現地に赴き、迅速に治療を施すからこそ救える命があります。救急患者の命を救うことが、フライトドクターのやりがいです。また、救われた患者さんの笑顔を見た時、フライトドクターとしての喜びを感じます。

フライトドクターのつらいこと

1日のうちに何度も出動しなければならないこともあり、激務。また、現地で救命治療を施すも、患者を救えないこともあり、精神的な負担も大きいです。

フライトドクターに向いている人

豊富な医療知識と医療技術が必要になりますので、現状に満足せず、常に学び続けることができる人は、フライトドクターに向いています。また、スピーディーに対応する能力、責任感も必須。そしてナースや警察官などとも関わることがあるので、コミュニケーション能力がある人も、フライトドクターとしての適性があります。

病理医になるには?

大学の医学部を卒業後、医師免許を取得し、2年間の初期研修を行います。その後、病理専門医になるための試験を受験するにあたって、死体解剖資格の取得や、3年以上継続して日本病理学会正会員であることなどの条件を満たさなければなりません。定められた条件を全て満たし、試験に合格すると、病理医になることができます。

病理医のやりがいや魅力

自分の診断によって患者の役に立った時、病理医としてのやりがいを感じます。また、受け持ち患者を持たない、当直などがない、などの理由で他科と比較すると、ある程度時間の融通がきくのも病理医のメリット。子育て中の女性や、体力がない方も活躍することができます。

病理医のつらいこと

受け持ち患者がいないため、患者と直接関わることがあまりなく、回復した患者さんに感謝されるといった、医師ならではの喜びを感じにくいです。また自分の病理診断により治療方針が大きく動くこともあり、責任感を持って業務に携わることが求められます。

病理医に向いている人

患者を救いたい、また、社会や医療に貢献したい気持ちが強い人は、病理医として適性があるといえます。それから、人の体に興味を持ち、組織や細胞を丁寧に観察できる人は、病理医に向いているでしょう。

精神科医になるには?

精神科医を目指す人は、医科大学や大学の医学部にて学習し、卒業後国家試験に合格し、医師免許を取得してください。その後、研修医として2年間勤務し、後期研修では精神科にて実務経験を積みます。一人前の精神科医になるには、10年ほどかかると言われています。

精神科医のやりがいや魅力

うつ病など心の病に冒されている患者さんが治療の末回復し、元気になって社会生活を送ることができるようになった時、精神科医としての喜びや達成感を感じます。

精神科医のつらいこと

うつ病などが原因で患者が自殺してしまうことは、精神科医として最もつらいことです。患者がなくなってしまった事実、そして助けられなかったという無力感に苦しんでしまいます。

精神科医に向いている人とは

人の心理に関心を持ち、患者の心に寄り添い、また患者の立場に立って物事を考えられる人は精神科医に向いているといえます。しかし、あまり感情移入をせず、患者と適度な距離を保つことや気持ちを切り替えられる力も精神科医には必要です。

眼科医になるには?

眼科医になるためには、大学の医学部を卒業し、医師国家試験に合格することが必要です。医師免許取得後、2年間の初期臨床研修を行い、その後眼科にて後期研修を受けます。眼科臨床研修を4年受けることで、眼科専門医試験を受験する資格を得ることが可能。試験に合格すれば、眼科専門医になることができます。

眼科医のやりがいや魅力

患者が視力を取り戻すことができた時、眼科医としてのやりがいや達成感を感じることができます。視覚障害が原因で、心の病になってしまう患者もいるほど。また見えるようになったと患者に感謝してもらえること、そして見えることで患者に生きる喜びを感じてもらうことは、眼科医としてのこの上ない喜びです。

眼科医のつらいこと

たくさんの患者が眼科に訪れるため、手際よくテキパキと診療を行わなければなりません。また、患者の全身管理をすることが難しいと感じている眼科医が多く、例えば、急変した患者さんに的確な救命治療を施せる眼科医は少ないです。救命治療が必要な場面に出くわすと、無力感に苦しむこともあるでしょう。

眼科医に向いている人とは

他科と比較すると、眼科は専門性が高いので、研究熱心で、一つのことを極めたい人は眼科医としての適性があるといえます。それから、眼科の手術は外科の手術のように長時間に及ぶものではなく、短時間で済み、夜勤や当直も少ないので、家庭と両立させたい女性にも向いています。

産婦人科医になるには?

産婦人科医になるには、医科大学や大学の医学部に入学し、大学にて6年間学習する必要があります。大学を卒業後、医師国家試験を受験し、試験に合格することで医師免許を取得。その後初期臨床研修医として2年間勤務した後、産婦人科にて勤務経験を積みます。

産婦人科専門医になりたい場合は、医師としての勤務経験が5年経過すると専門医試験の受験資格を得ることができ、試験に合格すると産婦人科専門医になることができます。

産婦人科医のやりがいや魅力

産婦人科医の魅力はやはり、女性の妊娠と出産を支え、新しい命の誕生に立ち会えることでしょう。生まれてきた子どもを抱いて喜ぶ女性や家族を見ると、産婦人科医としてのやりがいと喜びを感じます。

産婦人科医のつらいこと

産婦人科医は、激務で非常に忙しいです。また、医療訴訟が多いところも、産婦人科医として勤務するにあたって、辛いと感じる人も多いでしょう。過酷な労働環境と訴訟リスクの高さにより、深刻な医師不足が続いています。

産婦人科医に向いている人とは

体力と忍耐力がある人は、産婦人科医に適性があると言えます。また、生命危機場面において冷静に対応する能力も、産婦人科医にとって必要な能力です。

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