代官山メディカル メディカルラボ メルリックス学院
2018年
479
2018年
903
2018年
325
  • HOME
  • 医者になるまでの流れ
  • 勉強法まとめ
  • 再受験の教科書
  • 医学部合格の秘策
  • 医学部専門予備校
Home » 医者になるためのお役立ち情報 » 医学部の生活ってどんな感じ?

医者になるためのお役立ち情報
医学部の生活ってどんな感じ?

医学部の生活ってどんなだろう?医学部の学生はどのような生活を送っているか知っていますか?

「勉強が難しそう」「忙しいって聞くけどどれくらい忙しい」

今回は、実際の医学部の学生の生活について、4,5,6年生の学校生活やバイトに焦点を当てて、ご紹介していきます。

○みんなが考える医学部生の生活とは

医学部にはどんなイメージがありますか?

「頭がいい」、「真面目そう」というイメージや、「家がお金持ち」「両親がお医者さんなのかな」と想像する方も多いようです。医学部の生活というと、「勉強が大変そう」「バイトする時間もなさそう」とか「血を見るようなことをしょっちゅうやっていそう」とか「もてなそう」とか色々な憶測を耳にします。

実際にはどんな生活をしているのでしょうか。普段どのようなことをしているのか、大学はどれくらい忙しいのか、実際に聞いてみました。

○実際に聞いてみた!~4年生編~

医学部の生活~4年生~4年生の後半、あるいは5年生からは、座学ではなく、実際に病院内で患者さんを相手に実習を行う臨床実習、通称ポリクリが始まります。先輩方の中には、ポリクリをきっかけに部活を引退したり、それまで続けていたバイトを辞める人も少なくありません。つまり、バイトをしてお金を溜めて遊ぶのも、飲み会をして次の朝1.2コマ寝坊が出来るのも、4年生が最後のチャンスです。

大学によって出欠の管理の厳しさは異なりますが、印象としては他の学部よりもゆるいことが多いようです。もちろん真面目に毎日通って、帰宅したら予習・復習という学生もいますが、講義をサボる学生も決して少なくありません。遠くまでご飯を食べに行ってみたり、遊びに行ったり、部室で練習してみたり。出欠を取らないのなら、単位は試験次第です。

たしかに医学部の勉強は内容も難しく、覚えることも多いと思いますが、試験前の2,3日に、圧倒的な集中力で試験をこなせる学生も多いのが現実です。

また、医学部の運動部の多くは、3年生の後半から4年生にかけて幹部学年としていて、部活運営のさまざまな仕事を行っています。運動部では1番忙しい学年であり、学問はほどほどに、部活の仕事に追われたり、熱心に練習に取り組む学生も沢山います。

「医学部」=「勉強ばかり」=「運動音痴」という色眼鏡で見られることもありますが、むしろ留年してしまうのは家に閉じこもってしまう学生が多く、文武両道の学生は意外と多いのです。

○実際に聞いてみた!~5年生編~

5年生ではいよいよポリクリです。ポリクリでは、大学病院内のすべての診療科を1~2週間ごと、1年ほどかけて実習を行います。実習では、医師のチームに所属し、指導を受けます。

医師のグループとは、例えば「外科」といっても、実際には循環器外科、消化器外科、呼吸器外科などと分かれており、実際にはこれらのチームごとに分かれて医業を行っています。学生はそのチーム下で採血や診察、外科であれば消毒や縫合などを、実際の患者様を相手に行います。この他、超音波検査やMRI検査などがあれば見学します。

このように、ポリクリはこれまでの座学と違って、時間割がありません。あくまで学生であるために実際に手術や処置に参加できないことはありますが、その場合であっても見学するのが仕事になります。

実習時間は診療科やスケジュールによって異なりますが、9時集合で17時には解散になる日もあれば、朝の7時前にカンファレンス(医師の間で行われる会で、入院患者様について鑑別診断や治療方針について話し合う)が始まったり、夕方に始まった手術が日付の変わる頃に終わることもあります。いつ終わるか分からないため、平日にはバイトを入れづらく、部活も遅刻したり休まなければいけない日も少なくありません。遅刻も許されないので、平日に飲み会を企画するような頻度も体力も減っていきます。

○実際に聞いてみた!~6年生編~

6年生の前半数ヶ月まではポリクリが続きます。ポリクリが終われば、後は数ヶ月間自由時間です。9月~12月頃に卒業試験があり、その前の1~2ヶ月ほど卒業試験前の講義があります。

卒業試験は30科目ほどあり、日程を詰めて1ヶ月間で行ってしまう大学もあれば、2~3日おきに1科目で2~3ヶ月かけて行う大学もあります。卒業試験が終われば、2月の国家試験までまた自由時間です。

この自由時間というのは、「講義や実習などに時間を縛られずに、自分のペースで勉強が出来る時間」という意味で、この時期の6年生は大学内の図書館やホールなどの自習スペースにこもりっぱなし、ひたすら勉強です。

後半になればなるほど大学にいる時間が増え、枕と毛布を持ち込んでシャワーを浴びるためだけに家に帰るなんていう人も出てきます。

また、6年生の8~9月にはマッチングといって、卒業後の研修先を決めるイベントがあります。このマッチングは、学生側はどこに行きたいか、大学側はどの学生が欲しいか、それぞれ希望を出し、お互いに優先順位を決めて、割り振っていく方式です。そのために、学生は夏までに病院見学に行き、希望する病院とその優先順位を決めなければなりません。

本当の意味での自由時間は、十分忙しい5年生よりもさらに確保しづらくなります。

○バイトはできるの?Q&A

医学部の生活~バイト?~ 臨床実習が始まるまではほとんどの学生がバイトをしています。

特に人気なのは、塾講師や家庭教師など、中学生や高校生に勉強を教えるお仕事です。時給2,000円~3,000は当たり前で、知り合いのツテでお医者さんのご子息の家庭教師を持つようにでもなれば、時給10,000円を超えることも珍しい話ではありません。

その他、単発でできる宴会場のホールスタッフや結婚式場の受付などの契約社員のバイトも人気です。これらのバイトに比べれば人気は下がりますが、居酒屋やカフェなどでバイトする人もいます。

しかし、実習が始まってしまうと、平日にシフトが入るバイトは難しく、辞める人も増えてきます。1対1で比較的融通の効きやすい家庭教師や土日にさっと仕事を入れられる超短期の契約社員であれば、続けることも可能です。

まとめ

医学部は学年があがるにつれて非常に忙しくなります。医学部の彼氏、彼女が全然連絡をくれない、医学部に入った友達が付き合いが悪くなったという話も耳にしますが、平日は実際に働いている医師と同じくらい長時間拘束されている日もあるということを覚えておいてあげるといいでしょう。

ページ上部へ戻る