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私立大学医学部ガイド
私立医学部の受験科目

私立大学医学部の入試は1次試験、2次試験にわたって実施されます。多くの場合、1次でペーパーテストが行われ、1次合格者を対象とした2次では小論文と面接試験が行われるのが一般的です。ただし私立大学は国公立に比べて大学ごとの入試傾向が大きく異なるので注意が必要。受験科目はもちろん出題範囲や試験スタイル、日程にいたるまでバラバラですので、私立を受験する場合は入念な準備と対策が欠かせません。

私立医学部の1次試験の科目

私立大学医学部の1次試験は3教科4教科で行われるのが主流。教科は英語、数学、理科で、理科は2科目で行われる大学がほとんどですが、出題範囲や配点は大学によって異なります。

例えば「私立医学部御三家」と呼ばれる慶応医学部、東京慈恵医大、日本医科大の2016年度入試では、1次で理科(物理、化学、生物のうち2科目)、数学(数1、数2、数3、数A、数B)、外国語(コミュ英語1、コミュ英語2、コミュ英語3、英語表現1、英語表現2)の3教科4科目が実施されます。

受験科目は同じですが、配点は日本医科大が英語300点、数学300点、理科400点の計1,000点。慈恵医大が英語100点、数学100点、理科200点の計500点。慶応が英語150点、数学150点、物理・化学・生物各100点(2科目選択)の計500点。配点で考えると、理科で得点を稼ぎたい人は慈恵医大が有利、英語・数学で稼ぎたい人は日本医科大、慶応大が有利となります。

私立の場合、こうした受験科目や配点が大学によって独自性があるため、志望校の入試傾向をしっかり把握しておくことが合格のカギといえます。

私立医学部の2次試験の科目

1次試験に合格すると、2次試験にコマを進めることになりますが、国公立同様私立でも2次試験は小論文と面接試験が実施される大学がほとんど。ただし、中には1次のうちに小論文試験が課せられる大学や、2次試験が実施されない大学もありますので、そうした場合は1次試験で持てる力をフルに発揮することが必須となります。

医学部で小論文と面接試験が行われるのは、医者になるのにふさわしい人材かどうかをチェックすることが目的です。人の生死に関わる医師という職業は、学力の高さだけでなく、患者と向き合い、医学の道で一生精進できる人間性や社会性、倫理観などが求められます。そのためペーパーテストでは判断できない1人1人の個性や人柄、思考、ポテンシャルについて、審査官は対面でのやりとりや記述式の小論文を通じて吟味していきます。

受験生は小論文や面接対策を後回しにしがちですが、限られた時間の中で自分の意見を簡潔な言葉で表現するにはトレーニングが必要ですし、医療問題など医学部独特の出題も多いため、医学部に特化した準備が欠かせません。なるべく余裕のある早い時期に練習をしておくことをおすすめします。

センター試験が必須の私立医学部もある

受験生の中には「センター試験が学力的に厳しいから」という理由で、私立大だけに的を絞った人も少なくないでしょう。ところが最近では私立大でもセンター試験の受験を必須としている大学が増えていることをご存じでしょうか?

センター試験を利用している私立大医学部は2016年度で獨協医科大学、埼玉医科大学、杏林大学、順天堂大学、昭和大学、帝京大学、東海大学、東京医科大学、愛知医科大学、藤田保健衛生大学、近畿大学、大阪医科大学、関西医科大学、兵庫医科大学、福岡大学、産業医科大学の16校。また順天堂大はセンター入試と一般入試を併用しています。

センター利用の私立入試では、センター試験で高得点が期待できる人や、国公立と私立を併願する人にとっては負担が小さくなり、私立をすべりどめとして考えている人には便利なシステムといえます。ただしセンター試験の配点は大学によって異なりますので、自分にとって有利になるかどうか事前に確認してください。

合格のための心構え

私立大学の医学部を受験するにあたっての心構えを持っているのといないのとでは、受験する際に大きな差が生まれます。受験までの間で、合格する方との差を広げないようにするためにはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?こちらで受験勉強のポイントを解説していきます。

勉強し続ける生活を当たり前に

大学の医学部に合格するためには、勉強を毎日続けられる生活習慣を身につけることが大事です。希望の大学に合格した方の中には、学校の授業に前向きに取り組みつつ、家庭でも毎日勉強し続けていた方が多くいます。しかし、すべての受験生が同じペースで勉強できるとは限りません。同じように医学部に入った方でも、勉強を始めた時期が遅かった方もいます。それでも、自分のペースを掴んで勉強に取り組めば、合格への近道になることでしょう。勉強のきっかけがどんなことであっても、まずは「受験勉強を始めよう。勉強を続けよう」という気持ちを持ち続けることが大事です。

勉強を続けるきっかけは自分でつかめます。簡単にできる方法の一つが、目標を立てることです。

勉強し続けるモチベーションを保つために、合格したらやりたいことリストを作りましょう。やりたいことは何でも良いのです。合格してすぐのことでも、遠い未来のことでも構いません。勉強するきっかけを自分で見つけるための一つの方法として捉えてください。

勉強以外に情報収集も合格に必要

勉強し続けることが合格への大事なプロセスではありますが、ただがむしゃらに勉強しても実を結ばないこともあります。同じ勉強量でもなぜ差がつくのかと疑問に思った瞬間がいくつもあることでしょう。

同じスタートラインでも個人差がついてしまう背景には、情報収集能力の高さが関わっているといっても過言ではありません。受験に向けてひたすらに勉強するだけでなく、受験に有益な情報をどれだけ集められているかも重要です。

合格ラインまでのレベルアップを図るうえでまず大切なのが、自分自身を知ること。自己分析によって科目の得手不得手や合格までのレベルの上げ方など、さまざまなことが明確になってきます。

参考書と赤本を分析して、大学の出題傾向を探る作戦も効果的です。大学ごとの赤本や受験情報などを読んで、合格ラインを知っておくと目標が立てやすくなります。受験勉強を始める際は勉強する環境を整えるだけでなく、目標とする大学の最新情報を常に得ておく環境も整えておきましょう。

計画を立てて勉強する

収集した情報がある程度まとまってきたら、勉強スケジュールに組み込んでいきましょう。情報を考慮したうえで勉強できたかどうかで、スケジュールの進み具合が変わってきます。

私立大学の医学部に現役で合格するための計画に欠かせないのが、受験までの日数の逆算です。受験日までの大まかなスケジュールにくわえて3ヶ月ごと、2週間ごとのスケジュールを立てて進捗を細かく把握しておきましょう。1年間勉強すると考えたとき、3ヶ月は4分割の1セクションに。2週間は1ヶ月の1セクションで計算できます。これができるかどうかで受験までの期間をムダなく過ごせるでしょう。期間ごとに区切るのと同時に、夏休み、センター試験、二次試験と大きな節目ごとに目標を立てるのもおすすめです。

計画を立てる際は期日以外の細かい部分も決めていきましょう。希望する大学のどんな参考書を使うか、または一日でどこまで進めるかを決めておくと勉強するペースが掴みやすくなります。

科目ごとの勉強法を考える

こちらでは、勉強を科目ごとに変える考え方を紹介しています。勉強は、科目ごとにコツを覚えなければなりません。科目それぞれに合った方法で勉強することで弱点が導き出され、点数を落とさずに済むようになります。科目ごとの勉強方法を覚え、医学部受験の際に備えておきましょう。

英語の勉強法

英語は単語、文法に加えて英文が早く読める力、聞ける力も試されます。そのうえ失敗しづらく、高い点数も狙いにくいという特徴もあるのです。私立大学の医学部を受験するのであれば、総合的な英語力を身につけなければなりません。

勉強のポイントは次の通りです。

  • 1日1回は長文読解を解く
  • 英単語帳は必ず最初から最後まで目を通す
  • 文法、文章の構成にミスがないかチェックする

英語の長文を攻略するには、なんといっても英語に慣れることが先決です。必須科目の中でも優先順位を高めに、毎日少しずつでも勉強し続けましょう。

数学の勉強法

数学は、医学部を目指すうえで攻略しておかなければならない科目の一つ。しかし得意としている方は少なく、合格率もかなり低いのが現状です。それは医学部が理系の中でも最高の難易度を誇るからにほかなりません。

数学は解法をどれだけ暗記しているかがカギです。国語や英語などのような独創性は必要ありません。解法を覚えながら問題を説いていきましょう。そうすれば成績はおのずと上がってくるはずです。

医学部を受験する生徒は数学が得意な方ばかり。その中でも良い点数が取れるよう、数学と向き合っていきましょう。

理科の勉強法

理科も点数を落とせない科目です。英語と数学の攻略も大事ですが、他の科目も見逃せません。

理科は単語を覚える暗記力を中心に、計算力と論理力も問われます。英語や数学などを勉強している合間に集中して仕上げましょう。まずは基礎知識を固めて、問題の傾向を把握しておいてください。

医学部受験では化学、物理、生物の中から2科目を選択する方法がほとんどで、とくに多い組み合わせは化学と物理です。しかし医学部に入学してから学ぶ科目を考えた場合、必要になる知識は生物であることがわかります。医学部に入学してからのことを考えるのであれば、生物と化学の2科目がおすすめです。

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