名古屋大学医学部の学費についてですが、入学金が282,000円、授業料は535,000円となっています。そのため、1年目にかかる学費は817,800円、2年目以降は年間で535,800円となっており、6年間でかかる3,496,800円です。 医学部の学費はかなり高額になるところもありますが、名古屋大学医学部の場合は平均に比べて安めの料金に抑えられるといえるでしょう。
男女差についてですが、男性は全体の半数ほどとなっており、男女均等に在籍している傾向にあるようです。医学部の場合は男性が圧倒的に多いところもあるためこういった傾向は珍しいといえるでしょう。 気になる医師国家試験合格率についてですが、2016年は新卒の場合で94.4%、2017年は94.5%となりました。どちらも高い数字となっています。
名古屋大学は旧帝国大学後の1つとして知られており、もともとは愛知医学校として設立されました。後に愛知医科大学、名古屋大学付属医学専門部を経て現在の名古屋大学医学部になったのは1949年のことです。 学校の大きな特徴ともいえるのが、1年次から2年時にかけて全学教育科目を履修するということ。2年次からは他にも本格的な医学専門科目がスタートします。
また、大学によっては医学部のサークル活動がほとんど行われていないところもありますが、名古屋大学の場合はサークル活動も活発に行われており、ほとんどの方が何らかのサークルに入って活動をしています。交流も活発に行われているため、仲間と仲良く学んでいきたいと思っている方にも向いているでしょう。ただ単に勉強に打ち込むだけでなく、仲間を作りながら知識を深めていきたいと思っている方に特に向いています。
2020年度 医学部入試情報
募集人数
145人
- 出願期間:1/27(月)~2/5(水)、推薦1/6(月)〜1/24(金)
- 試験日:前期2/25(火)~2/26(水)、後期3/12(木)、推薦2/10(月)
- 合格発表日:前期3/7(土)、後期3/12(土)、推薦2/12(水)
【センター試験】5教科7科目 計900点
<td200点教科 | 科目名 | 配点 |
---|---|---|
国 | 国語 | 200点 |
数 | 数IA必須、数ⅡB、簿、情報から1、計2科目 | 200点 |
外 | 英(リスニング含)・独・仏・中・韓から1 | |
理 | 物・化・生から2科目 | 200点 |
地歴 | 世B、日B、地B、倫政経から1科目 | 100点 |
前期【個別学力検査等】4教科 計1650点
教科 | 科目名 | 配点 |
---|---|---|
国 | 国語総合・現代文B・古典B | 150点 |
数 | 数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル) | 500点 |
理 | 化基・化、生基・生、物基・物から2科目 | 500点 |
外 | コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III・英語表現I・英語表現II(独・仏・中から選択可)から1科目 | 500点 |
その他 | 面接 | - |
後期【センター試験】5教科7科目 計900点
教科 | 科目名 | 配点 |
---|---|---|
国 | 国語 | 200点 |
数 | 数IA必須、数ⅡB、簿、情報から1、計2科目 | 200点 |
理 | 化、生、物から2科目 | 200点 |
地歴・公民 | 世B、日B、地B、倫政経から1科目 | 100点 |
外 | 英・独・仏・中・韓から1(リスニングを含む) | 200点 |
後期【個別学力検査等】
教科 | 科目名 | 配点 |
---|---|---|
その他 | 面接 | - |
名古屋大学医学部前年度入試データ
出願実績(前期・後期・推薦の合計)
2020年度 | 2019年度 | |
---|---|---|
募集定員 | 107人 | 107人 |
志願者数 | 374人 | 352人 |
受験者数 | 312人 | 283人 |
合格者数 | 111人 | 111人 |
入学試験情報
2020年度 | 2019年度 | |
---|---|---|
満点 | 2550点 | 2550点 |
最高点 | 2273点 | 2200点 |
最低点 | 1822点 | 1885点 |
平均点 | 1969点 | 2000点 |
医師国家試験合格率
2017年 第111回医師国家試験、2016年 第110回医師国家試験
新卒 | |||
---|---|---|---|
受験者 | 合格者 | 合格率 | |
2016年 | 107 | 101 | 94.4% |
2017年 | 110 | 104 | 94.5% |
既卒 | |||
---|---|---|---|
受験者 | 合格者 | 合格率 | |
2016年 | 9 | 5 | 55.6% |
2017年 | 11 | 5 | 45.5% |
名古屋大学医学部の奨学金制度
名古屋大学医学部ではいくつか奨学金が用意されています。気になっている方はチェックしてみましょう。民間の奨学金もかなりの数があり、募集の一覧についてはホームページ上でも公開されているのでわかりやすいでしょう。
民間奨学金の利用を申し出る場合は書類を整える日にちを考慮する必要があるため、早めに申し込みするように勧められています。書類の箱までには2週間程度かかる場合もあるそうなので、期日については注意しておかなければなりません。
名古屋大学下駄の鼻緒奨学金
支給額は全学年で4名と多くはありませんが、月額50,000円が給付される奨学金となっています。人物及び学業成績・研究水準が特に優れていると認められる者というのが条件となっているほか、受給する年度が学部又は研究科の最終学年となる者でなければなりません。
経済的な理由により修学が困難であると認められた場合、所属の学部を通じて申し込むことにより審査が受けられます。
入学料免除・徴収猶予について
奨学金だけでなく、入学料の免除や徴収猶予に関してのサポートも用意されています。例えば、各部入学者の場合は入学前1年以内に学費を負担してくれる方が死亡、学費負担者もしくは本人が風水害に被災のため入学金の納入が難しいと判断された場合などが入学料免除の対象となるそうです。他にも、複数の事情によって入学料の納入が著しく困難と認められた場合などにも対象になります。
授業料の免除については、申請資格のほか、家計基準、学力基準に基づいた判断により予算の範囲内で授業料の免除が許可されるとのこと。こちらの場合は経済的理由によって授業料の納入が困難であることだけでなく、学業優秀と認められる場合などの条件が定められています。
大学基本情報
所在地
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65
電話番号
052-789-5111